1.初宮参り

 初宮参りとは、生後初めての氏神参りの事をいいます。宮参りの日をもって産のつつしみが終わるとするところも多くありました。日取りは生後30日を過ぎた頃に行うのが一般的ですが、女の子は男の子より一日か二日遅らせる地域が多いようです。逆に早くお参りをすれば早く結婚できるといって男の子より先に行う地方もあります。

2.初節句
雛祭り  お雛さまを飾るのは、身に降りかかる災難を免れて、女の子が良縁に恵まれますようにという意味もあります。現在3月の節句は桃の節句とも呼ばれ、女の子の節句として親しまれています。女の子がやさしく美しく成長し、幸せになれるようにとの願いを込めて家の中に雛人形を飾ってお祝いをする行事となっています。
3.端午の節句
 かつて武家の家では五月五日に具足類を外に出して干す習慣があり、その具足を象徴する武者人形を飾る行事となりました。男の子が元気に逞しく育つようにとの願いを込めて、鯉のぼりと武者人形は五月五日に欠かせない端午の飾りとなっています。
4.七五三
 かつて子供の死亡率が高かった時代に、成長の節目毎に儀礼が行われたのが江戸時代です。「七つ前は神の子」といわれ七歳は幼年期最後の儀礼とされ、男女とも重要視されていました。三歳、五歳、七歳という年齢に固定していったのは奇数を陽とする中国の影響ともいわれています。
5.成人式
 成人式とは若い男女が一人前の大人になったことを社会的に認める式のことで一月十五日の成人の日にお祝いします。民法でも「満20歳以上を以って青年とす」とあるように法律上でも一人前の大人として扱われます。かつての公家や武家の社会では、若者が髪を結い、初めて冠や烏帽子をかぶる「元服」や「烏帽子着」の式が成人式にあたりました。





還暦(かんれき)・・・六十一歳  
 十干十二支の組合わせ(たとえば丙午)で暦を数えると、干支は六十年で一巡し、数えで61歳になると生まれた年と同じ干支にかえるということから、還暦といわれるようになりました。お祝いとしてはふつうの誕生日より盛大に行いましょう。贈り物は赤いちゃんちゃんこや頭巾、座布団を贈るならわしがありますが、最近では年寄りじみていやがる人も多いので、ならわしにとらわれない方が良いかもしれません。

古稀(こき)・・・・・七十歳
 中国の詩人杜甫の詩「曲江」にある「人生七十古来稀也」からついた名称です。

喜寿(きじゅ)・・・・・七十七歳

図1
 喜の字を草書で書くと図1となり、七十七と読めることから、こうよばれるようになりました。お祝いとしては、喜寿は「喜の字の祝い」ともいわれ、子供や孫などが中心となって内輪でお祝いの会を催すのが一般的です。


傘寿(さんじゅ)・・・・八十歳

図2
 傘の略字「図2」は八十と読めることからこうよばれています。お祝いは、喜寿と同じように行う場合が多いですが、行う場合は高齢のため、本人の健康状態に合わせて行うのが良いでしょう。


米寿(べいじゅ)・・・・八十八歳
 米の字を分解すると「八十八」となることから、このようによばれております。お祝いは、米のお祝いともよばれ、米に対する日本人の観念とともに末広がりの字が二重ということで吉事の印象を与えたともいわれております。

卒寿(そつじゅ)・・・・九十歳
 卒の略字は「卆」となり、九十と読めるところから、この名がつけられました。お祝いは、他の長寿のお祝いと比べ、知名度は低いようで特別なお祝いをしない場合が多いようです。

白寿(はくじゅ)・・・・九十九歳
 百の字から一をとると白になり、あと一歳で百歳になることからこうよばれています。お祝いは、地方によって異なるようですが、白装束をつけてお祝いをする所もあるようです。

その他百歳を超えるお祝いについて
 百歳以上のお祝いは、「百賀」を用い、百一歳は「百一賀の祝い」というようになります。なかでも百八歳は「茶寿」、百十一歳は「皇寿」と呼ばれています。また百十歳を超えるのはとても珍しいので「珍寿」ともいわれます。